MMORPG「RED STONE」にて細々と活動を再開しそうな、煙WIZの日記・・・の残りカス?  小説っぽいの&徒然なるお話を上げていきます
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第5話
2007-04-18 Wed 19:33
「本当に、行くのかい・・・?」
「うん。
 これ以上おばさん達に迷惑かけるわけにはいかないよ・・・」
「ワシ達のことは気にしなくていいんだが・・・。
 それでも、行くのか?」
「自分で、決めた事だから。
 寂しいけど、最後までやってみたいと思うの」
「そうか・・・。
 なら、頑張れ」
「遠く離れることになるけど、体に気をつけてね・・・」
「おばさん・・・ううん、お母さんとお父さんも元気でね」

そして、少女は旅立った





                  【弓を携えた少女】
                        ~団欒と異変~



ちゃぽーん
「ふ~・・・気持ちいい・・・」
やや薄暗くはあるが、そこは小奇麗に掃除されていた。
天井に吊るされたランプが映し出すは、
立ち上る湯気とほっそりとした女の体。
「あ~・・・このまま寝ちゃいそ・・・」
ティアは体の芯から温められながら、夢心地に呟いた。
「・・・ゆでだこになりたいのか?おまえ」
と、窓から飛び込んできたのは
明らかにイヤイヤ風呂番をしている男の声だった。
「ここは女がいねぇから、のぼせたら俺らが風呂から
 引きずりださないといけねぇ。
 そうなったら、どうなってもしらねぇぜ?」
「大丈夫ですよ。
 神父さんはそんな人じゃない気がしますから」
「へっ・・・どうだかな。
 あぁいうのに限って、タガが外れたら
 とんでもないやつになるかもしれねぇからなぁ」
と、本人が居ないのをいいことに
かなり失礼な事を言い出すジェス。
「案外、それ目的でおまえを中にいれたのかもなぁ。
 女が来ることはほとんどないし・・・」
「む・・・」
神に仕える神父だから大丈夫だ、と思っていたティアは
ジェスの言葉に次第に不安になっていった。
「もしかしたら、アイツの部屋で寝てくださいって言って
 夜中にこっそり忍び込んで・・・ヶヶヶ」
「そ、そんなことはないですよ!
 ・・・たぶん」
「ククク・・・。
 まぁ、ここの部屋には鍵がついてないからなぁ、
 気をつけるこった。ハハハハ・・・ハァ?!」
「まったく・・・お客さんを不安にさせてどうするのですか。
 しかも、私の陰口を叩くとは・・・
 あぁ、言い逃れは出来ませんから。ほぼ最初から聞いていたので」
新しい声に、ティアが窓から覗いてみると・・・
そこには満面の笑みをたたえたレオンがいた。
その表情とは不釣合いなホールを持って。
「ティアさん、あまり長く入っているとのぼせたらいけません。
 一応、教会の物ですが服は置いておきましたので」
「あ、はい。あ、ありがとうございます」
ティアはあまりの威圧感に思わず、
返事をしてそのまま風呂場を出て行った。
「さて・・・あまりティアさんを待たせても悪いので
 手っ取り早くやりましょうか。さくっと」
「まぁ、落ち着け!
 アレだ、話の行きがかり上仕方なくだな・・・!
 ちょ、おい、マジか?!」
「私はいつでも落ち着いてますし、いつでも・・・
 本気です!」
そして振り下ろされるホール(レオンの怒り)。



「本当にありがとうございます、神父さま」
「いえいえ、いつも男と囲む食事なので
 女性がいると華やいでいいですよ」
「けっ・・・」
あの後、ティアが服を着て居間で待っていると
レオンが来て、食事にしようということになった。
ちなみに、その後ろにはうなだれたジェスが
涙目になりながらついてきていた。
「しかし、ティアさんは料理が上手なんですね。
 私も多少は腕に覚えがあるのですが、完全に負けました」
「そ、そうですか?ありがとうございます。
 でも、お母さんの料理を手伝っていただけですから」
「まぁ、確かにこりゃぁうまいわ。
 ヘタな店で食うよりはるかにうまい」
ちなみに、食卓に置かれているのはシチューで
ティアがお礼といって腕をふるったものだ。
「そんなに褒めないでくださいよ・・・。
 照れますから」
二人があまりにも賞賛するので、ティアは赤面した。
「ごっそ~さん」
「ふぅ・・・ご馳走さまでした。
 洗い物はよろしくお願いしますね、ジェス?」
「まぁ・・・いいや。
 いいモン食わせてもらったし」
ジェスとしては珍しく、レオンの言葉に素直に従った。
「ところで・・・。
 村を出てここに来た、と言っていましたが
 差し支えなければ事情を話していただけませんか?」
「・・・はい。
 さっき、お母さんって言いましたけど
 私の本当の両親じゃないんです」
「と、いいますと?」
「私の本当のおかあさんは、
 私を産んだ時に死んだって聞きました・・・。
 お父さんは、7歳の時に住んでいた村が山賊に襲われて・・・」
「・・・すみません。
 おいそれと聞いていい話ではなかったようですね・・・」
「あ、いえ!私が内容を選んでいればよかっただけですから・・・。
 ・・・それで、もう二人に負担をかけないように
 都会に出よう、と思ったんです」
「なるほど・・・。
 ティアさんは親思いの良いお嬢さんですね。」
「そんな・・・。
 ただ、今までの恩返しが出来たらとも思って
 出てきただけですから・・・」
しばしの沈黙・・・。
と、
「おい、レオン!」
沈黙を破るようにジェスが入ってきた。
「む・・・何かありましたか?」
「地下墓地に訓練で行った警備団の連中が、
 4階に閉じ込められたらしくてな。
 それと同時に3階の隠し扉から
 骸骨やらが大量に湧いて出たって話だ」
「それは、いけませんね・・・。
 警備が手薄になっていて、
 現場に向かおうにも警備団は閉じ込められている・・・」
「おまけに、わざわざ入り口を目指してるんだと。
 はっきりいって、やばいぞ・・・!」
「く・・・。時間が惜しいです、行きましょう!」
おもむろに立ち上がるレオン。
「あ、あの!」
「ティアさん、すみませんが急用が入ってしまいました。
 部屋は2階の端の2部屋なら
 どちらを使ってもかまいませんので・・・」
「わ・・・私も連れて行ってください!」
ティアの言葉に思わず、顔を見合わせるレオンとジェス。
「おいおい、遊びや道楽じゃねぇんだ。
 無理に決まってるだろ!」
「言い方はあれですが・・・ジェスの言う通りです。
 ここは素直に指示に従ってください」
「でも・・・それでも、危険が迫っているのに
 見ているだけはいやなんです!
 足手まといにはならないように頑張るので・・・
 お願いします!」
真剣な眼差しで二人を見据えるティア。
「・・・怪我だけでは済まないかも知れませんよ?
 それでも行きますか?」
「レオン、正気か?!
 そいつがとちってやられたら俺らもやばいんだぞ!」
ジェスの言葉を聞いたのか聞かないのか
レオンは問うようにティアを見つめた。
「絶対、とはいえません・・・。
 けど、守る力が少しでもあるのに
 あの時みたいにただ隠れているだけはいやです!」
「・・・わかりました。
 時間がありません、行きましょう」
「レオン!・・・チッ」

こうして3人は、それぞれの武器を持って教会を出た。
目指すは、古都西部にある地下墓地・・・!












あとがき・・・
相変わらず長くなる長くなる・・・ティア編ナガッ^^;
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