MMORPG「RED STONE」にて細々と活動を再開しそうな、煙WIZの日記・・・の残りカス?  小説っぽいの&徒然なるお話を上げていきます
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第7話
2007-08-15 Wed 18:50
                【弓を携えた少女】
                      ~疲弊、判明~


薄暗い玄室のような部屋。
飾りはなく、ただ揺らめく炎に照らされたものが
揺らめいている。
照らされるは、2つの人型。

「・・・あの自信は何処へやら、だな。
 素直に数で押せばよかったものを」
「・・・言い訳になるが。
  あの人数を送ってくるとは思わなかった」
「・・・あらゆる状況の変化を予想できないわけでもあるまい?
 ―――バインダー」
バインダー。
かつて、人だったもの。
生前の悪行の罰としてあの世へ還ることもできず、
未だ地上で生者を虐げる亡霊。
「・・・『彼』からの報告は?」
「先ほど終了したとの報告はあったが・・・。
  お前のミスは看過できんな」
骸骨とは言え、大柄なバインダーからすれば
細身に見える人型―――エルディルが踵を返しながら言った。
「何処へ行く?」
「・・・そろそろ打ち破られそうなのだろう?
  奴らの3倍を揃えているとはいえ、手強い者もいるだろう。
    後の憂いを絶っておく」
エルディルは闇に溶け込むように姿を消した。

かなりの年月を生きてきた。
いや、死してなお生にしがみついていた。
神というものが居るとすれば、感謝すらしていた時もあった。
だが、すぐに気がつく。これは罰なのだ、と。
還る事も出来ず、永久の眠りにつくことも出来ず、
不死者となった以上は粉にされようがいつか復活する。
記憶があるのも苦痛だった。
墓から這い出てまず、残した家族を探した。
だが、自分の家はおろか古都の中に入る事さえ出来なかった。
当然だ。私が人の形をしてなかったのだから。
警備兵が剣を振り上げ、振り下ろす。
恐怖はない。どうやら、一度死んだ時に忘れてきたらしい。
次の瞬間、気付くと地下墓地の中に居た。
そして叫んだ。あまりの痛みに。
痛覚はご丁寧に残っていた。これも罰なのだろう。
二度と古都に近付こう、関わろうとは思わなかった。
・・・あの男が来るまでは。

「・・・様、バインダー様。
 どうかなされましたか・・・?」
見ると、隣に全身包帯の人型が立っていた。
地下墓地の不死者の中で数少ない、
『個』を持ったミイラだ。
「・・・まさかこの姿で感傷に浸るとは・・・。
  笑い事以外の何物でもないな。ククク・・・」
「は・・・?」
「いや、気にするな・・・。
 それで、何かあったか?グラル」
グラルと呼ばれたミイラは今一度、姿勢を正した。
「このままでは埒があきません。
 私が直接、率いて当たろうかと」
地下墓地の不死者は『個』を持たない者が大半だ。
そして、感覚も共有している。
それ故に、再構成が容易ですぐに復活する。
『個』を持つ者は生前の能力に近い、もしくは
より強くなる場合があるが、その分再構成に時間がかかった。
自分や、グラルがそうだ。
「だが・・・お前には共に本隊を率いてもらわねばならん。
 その意見は認められん」
「しかしこのままでは、古都強襲さえ危うい状況。
 打ち破り、そのままの勢いで地上に打って出ます」
「・・・」
一理あった。というか、現状ではそれしかない。
「・・・わかった。
 侵入者を排除、そのまま強襲しよう」
「ありがとうございます」
「私も出る。その方が確実性が増す」
と言いながら立て掛けてあった剣に手を伸ばす。
「っ・・・!それでは進行に支障が・・・!」
「どのみち出て行かねばならんからな。
 指示はここにいなくても出せる」
「・・・わかりました」
「では行こう」
―――その実、戦ってみたかった。奴らと。



「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!多すぎーーーーーる!!!」
ジェスは杖から火炎を振り撒きながら叫んだ。
「まぁまぁ、イライラしていると持ちませんよ?」
骸骨の攻撃を盾で受け止め、押し返しながらレオンがなだめる。
未だ地下3階。しかも一向に4階へ降りる階段が見当たらない。
ここにきて敵の攻撃が激しくなっていた。
「・・・どうやら、こいつらを動かしている奴が近いようだな・・・」
暴風のように攻撃していたウォンが汗を垂らしながら呟く。
「少しばかり、無理をし過ぎた・・・。
 下がらせて、もらいたいの、だが・・・」
よく見ると、深くはないにしろ体中に傷が付いている。息も荒い。
「ではウォンさん、私が治療を・・・」
「いや、応急処置は自分でやる・・・。
 他の連中を頼む」
ウォンはそう言うと座り込み、目を閉じた。
「バルドラさんも休んでください!」
「いんや、まだ大丈夫だ・・・。
 サイガこそ休んどけ・・・よっ!!」
巨大な骸骨の攻撃を受け止めながら言い放つバルドラ。
「・・・いやな、流れだな・・・」
皆の疲労が目に見えて溜まっている。
敵はそれこそ際限無く襲いかかってくる。
「・・・?」
状況が動かない、そう思った矢先に。
向かって来ない。骸骨達が。
「・・・止めなくても良かったのでは?」
「すまんな、せっかくの相手だ。
 直接、刃を交えてみたくなった」
「・・・そんな気はしていましたが」
骸骨達が道を開ける。
その奥の暗闇から、明らかに今までとは違う気配が近づいてくる。
「ここでは狭かろう?
 ・・・広い場所に案内しよう」
目の前に現れた骸骨とミイラのうち、骸骨がそう言った。
「バインダー・・・。
 この騒ぎはお前の仕業だったのか」
「如何にも。
 以前より腕を上げているようで嬉しいよ、リトーツァ君」
バインダーを睨みつけるリトーツァ。
「・・・何か、因果があるようですが?」
「まぁ・・・大した話ではないんですよ、レオン神父」
「つれませんね、リトーツァ。
 ところで、ガッシュはお元気ですか?」
「グラル・・・貴様・・・!」
リトーツァは腰を低くし、斬りかかろうとする。
「待てと言っているだろう。
 せっかく一対一で仕合おうというのに・・・」
「何・・・?」
背を向け歩き出すバインダーとグラル。
両端に居る骸骨が動く気配はない。
「どうすんだ?どうやら親玉が出てきたみたいだが」
頭が冷えたのか、冷静にジェスが問う。
「罠、という可能性も否定できませんよ?」
不安げにティアが言った。
「・・・お前はどうしたい、リトーツァ」
ウォンはそうリトーツァに投げ掛けた。
「・・・出来れば、この手で奴らを消したい」
「じゃァ決まりだな。
 さっさと行こうぜ」
真っ先にバルドラが歩いて行く。
「個人的感情なのにすまない、皆・・・」
「行きましょう、リトーツァさん。
 うまくやれば一気に終わらせる事ができますよ!」
「あぁ・・・そうだな、サイガ」
先を歩くバインダー達を追う一行。

「・・・お前まで付き合う事はないぞ、グラル」
「私もバインダー様と同じく・・・
 戦いたいと思っておりましたので」
「・・・そうか」
ならば、全力を出そう。
仮初めなどではなく、本当の死を手に入れるために。




















あとがき
・・・ダメだこりゃ。また1話増える(゜▼゜*)ウヒヒヒ
おまけにティアの出番ネェ
こんばんわm(_ _)m ダメ人間です。
相変わらず赤石にインしない日が続きます。ごめんなさい。
そして駄文。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい(以下∞
さて・・・書くことないな(ォィ
あ~、アレですね。ドレですかね?(死
ある小説?のお陰で制作意欲が湧いたので
これからは小説書いていきます
・・・ではこの辺でm(_ _)m
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